目標達成に まず計画を立てる力を養いましょう
学ぶは「まねる」からきています。まず合格している人の勉強法をまねるのが近道かもしれません😃
まず、受験生の皆さん!次の事例を考えてみましょう。
Aさんは、志望校の入試制度を調べ、入試科目・配点から、合格に必要な到達目標を設定し、現状からそこに向けてのステップを考えて計画的に勉強を進めました。
B君は、学校や塾で言われたことをひたすらこなしてきました。
さて、結果はどうなるでしょうか?
どちらの勉強の仕方が、果たして結果につながると思いますか?
もちろん圧倒的にAさんタイプの人の方が、結果を出しています。
ところが、圧倒的に多いのは真面目なコツコツ型のB君タイプです。
塾で教科の内容や勉強の仕方をお伝えしていますが、その前提となる計画が立てられていない人が多くいることに気付きました。
全ての受験生に受験勉強の過程でこそ、Aさんのようなセルフマネージメント力=自分で学ぶ力をつけていくことが必要です。それは、自分の学習において、目標との関係での、現時点での到達点(できているところ、できていないところ)を客観的に把握して、次に何をなすべきかを考え、次の実践に進んでいける力です。
ここでは、LEADでお伝えしているセルフマネージメントの仕方を紹介していきます。
セルフマネージメント力とは、計画ー実践ー振り返り=改善ー第2次計画というサイクルを自分で回す力のことです。
要は、目標に向かって、プランを立て、実践し、振り返ってチェックし、改善策=第2サイクルのプランを立てていくというプロセスを繰り返して、最終的に目標を実現していくサイクルを意識的に回していくということです。
これを受験勉強の過程で自分でやり抜けたら、相当なセルフマネージメント力=学ぶ力と合格できる学力つけることができます。
積極的主体的に学ぶということは、やらされる勉強ではなく、モチベーションを自分で高く上げていくことができますし、結果につながります。そして、大学や社会で活躍できる力の礎にきっとなります。
逆に、この反対の「やらされる勉強」では、もし大学に受かったとしても、言われないと仕事ができない残念な人になってしまいかねません。
どちらが、受験という意味でも、人間として充実した生き方という意味でも、自分のためになるのか、よく考えてみましょう。
受験勉強を自分でマネージメント=計画しよう!
1)年間計画を立てましょう。
- 志望校の入試情報(科目・配点・過去データから合格に必要な点数など)を調べる。
- そこから逆規定して、段階的にどう学力を上げていくかを計画する。
例えば、共通テストで85%レベルが必要なら、年に何回かあるマーク模試で段階的に本番までに目標に達するように上げていく計画を立てていきましょう。私立志望の人も、共通テストではどのくらいの点が取れる実力が必要あるかはデータがありますので、それを参考にマーク模試を活用してください。
5月模試:60% → 8月模試:70% → 10月模試:80% → 11月プレ:85%→1月本番:85%
というイメージです。 - これにプラスして国公立なら二次試験に必要な記述・論述の学力をどうつけていくのかを計画していきましょう。
現役生の場合は、夏までに共通テストレベルの学力を鍛えて、夏以降に二次対策をしていく方がいいでしょう。
受験勉強の初めから難しい二次問題のようなトレーニングばかりやっていると、どの科目でも高校過程全体について、抜けている部分がないように満遍なくマスターすることができなくなってしまいますので、まずは全過程の基本をきちんと身につけて(=共通テストレベルの学力をつけて)、二次レベルに進んだ方がいい。
また、実際に共通テストで必要な点が取れないと二次への挑戦権がなくなってしまいますので、気をつけてください。
受験勉強は、基本から積み上げていくことが鉄則です。難問から手を出すのは絶対にやめた方がいい。
2)模試ごと、週ごと、日ごとの学習計画を立てましょう。
- 次は、模試ごとの計画・得点目標を立てましょう。(数値が大事です。)
2〜3ヶ月ごとにあるマーク模試を目安に年間をいくつかの期間に分けて、各時期の得点目標を設定して学習計画を作っていきます。共通テスト本番で85%得点を目標にしている人のケースで、LEADでの例を示してみます。(個人の出発点の状況によって変わりますが)
・第1クール:3月〜5月模試:60%
・第2クール:5月模試〜8月模試:70%
・第3クール:8月模試〜10月模試:80%
・第4クール:10月模試〜12月プレ模試:85%
・第5クール:12月プレ〜1月本番:85%
・第6クール:1月共通テスト〜2月私大一般入試or国公立二次試験本番 - 各科目ごとの学習内容についての計画を立てましょう。
上記の得点目標を各クールで実現するためには、各科目でその得点を実現していく必要があります。
出発点の自分の学習状況と目標までのギャップをどう埋めていくか、それをするためには、何をどう勉強すればいいのか、ここをしっかり調べて、計画を立てて、実践に移しましょう。 - 週単位の計画を立てましょう。
2のように学習すべき内容を決めたら、各クールの週をカウントし、週ごとにどのくらい学習を進めるべきか、やると決めた問題集などの数値目標を決めていきます。(問題集のページ数や単元数など) - 1日単位の計画を立てましょう。
学校がある時と長期の休みの時では、立て方が変わってきます。
それでも、3の週単位のやるべきことをカウントして、1週間のおおよその科目について学習する日の目安を決め、その科目に当てられる日数を決めて、1日ごとに何をどのくらい勉強するかの計画を立てていきましょう。 - 無理はしない。1週間ごとに計画は見直しましょう。
初めはたくさん計画を盛り込んでしまって消化できないことも、誰でも結構あります。
焦らずに、自分の学習ペースを、やりながら作っていって、自分にあった学習計画を作られるようになっていきましょう。だんだん、自分にあった計画と実践ができるようになってきたら、バッチリです。 - 模試の結果を見て、次のクールの学習計画を立ていきましょ。
・目標点数との関係で、到達・未到達の要因ーどこの分野・単元の学習がどう足りていなかったのか、どう克服したら良いのか、次クールでの目標を達成するためにはどうしたらいいのか、などをしっかり考えましょう。
・その際、苦手分野ばかり勉強して、得意科目は極端に後回しにならないように気をつけてください。
入試は、全体の得点で合格点を取れば大丈夫ですので、得意科目でしっかり得点していくことは大事です。苦手科目ももちろん手を打ちますが、得意科目を疎かにするのはもったい。(もちろん、苦手科目が基準に行かないレベルはあってはならないことですが。) - 数値を各クールで達成していくことにこだわって、必ず本番で目標を達成しましょう。
もし、本当に志望校に合格したいのであれば、合格に必要な点数=数値を一歩ずつ確実に実現していきましょう。
セルフマネージメントの仕方をコーチしています
LEADでは、このセルフマネージメント力をつけてもらうことが、合格への実力養成において大事なテーマと考え、塾生にコーチをしています。
これをご覧の方も、経験として学習計画を立てたことがある人もいらっしゃることでしょうが、今まではいかがでしたでしょうか。
うまく計画通りに目標を達成できていれば、もちろんそのままがんばっていただければいいでしょう。
しかし、多くの塾生の声を聞いていると、自分だけではなかなな計画を進めることが難しく、結果的に勉強が思い通りにはかどらない人の比率が高くなっています。
そこで、LEADでは、セルフマネージメントの講座を開いたり、一人ひとりにコーチをしています。
自分だけでは、なかなか計画的な勉強をすることができなかった人は、ぜひご相談ください。