*上の画像も、ChatGPTで作りました。
塾長:岩﨑 美好
4月14日の毎日新聞の朝刊トップに、「池上彰のこれ聞いていいですか? 若者よ、志立て学ぼう 文化人類学者・上田紀行さん」という記事が出ていました。
この記事は、AI時代の中での教育の方向性を、東工大の教育実践を紹介する形で、池上さんと東工大の教養教育の責任者だった上田さんが対話しているものです。
ぜひ、一度、ご自身でお読みになって、今の時代に求められている学力とはどんなものを考えてみてください。
AIには勝てない?それとも超えられる?
その中で、私が特に大事だと思ったところをご紹介しておきます。
出してもらった問題をひたすら解かせる教育は、A(I 人工知能)にわざわざ負けにいく人間を作ってい る こ と に な り ま す 。A I は 初 期 条 件 や ル ー ル が 確 立 し て い る 中 で 、ビ ッ グ デ ー タ を 駆 使 し て 、そ の 中 で の 最 適 解 を ぽ ん と 出 す 。初 期 条 件 の 中 で 最 適 解 を 出 さ せ る 教 育 で は 、あ っ と い う 間 に 人 間 は A I に 勝 て な く な ってしまうでしょう。
(引用元)4月14日毎日新聞朝刊トップ、「池上彰のこれ聞いていいですか?
若者よ、志立て学ぼう 文化人類学者・上田紀行さん」 (赤字は、引用者による)
どう感じられますか?
今までの日本の教育は、与えれた知識を暗記したり、出された問題を解ければ良かったのですが、これからの時代は、そこから脱して、自分で課題を見出せる力が必要になってきているということです。
大学入試も思考力が問われるようになってきています
政府・文科省も、当然、そした時代の変化の中で、教育改革を進め、学習指導要領も、思考力を養成する方向に変わってきています。
共通テストはじめ大学入試も、文系科目・理系科目ともに、思考力・判断力・読解力を問う方向に変わってきています。(数学でも大量の文章を読みます。歴史でも、単純に知識を問う問題は減っています。)
このような時代に、今の中高生は、どう勉強していけばいいのでしょうか?
昔ながらの詰め込み・丸暗記(ここでは、自分では使えない知識をこう言います)は、基本的にやめましょう。
定期テストを乗り切るためには、一時的には使えるかもしれませんが、あまり入試には、役だたなくなっています。
大事なのは、教科書をしっかり読んで、自分で意味を考え、理解をきちんとして、自分で使える知識にしていくことです。
今の教科書では、そのような問いが、随所に書かれていますので、その問いを、まず自分の頭でしっかり考えてみてください。
例えば、日本史でも、下のように問いが黄色の枠で欄外に書かれています。
この問いを教科書・資料集などを読んで、事実確認をしながら考えていく力が求められています。
丸暗記をするより、このように自ら考えていくことを積み重ねることで、理解が深まり、知識として定着していくということになるはずです。
しっかり考えて、確かな知識、使える知識にしていくということです。
これを全科目でやっていきましょう。
中高生が知るべきこれからの学び方
こうした地道な積み重ねをせずに、安易に詰め込んでも、共通テストの時代の入試を突破することは難しいと思います。
数学すら丸暗記で乗り切ろうとするような詰め込みの「勉強法」は、やめましょうね。
共通テスト時代の入試には、通用しません。
ですので、LEADでは、どの教科でも、教科書の内容の理解を重視しています。
基本事項の理解なくして、知識の定着させることも、問題を解く力をつけることも、まして新たな課題を発見していくこともできません。
自学自習をしていくときも、そこを大事にして正確に理解することを心がけてください。
自己流の間違った理解で、自習しても効率が悪いだけです。
正しい学び方で、つまり正しい内容を正しい順番で身につけていきましょう。
リードの授業は、そこを重視していますので、わからない部分は、自分で調べたり考えたりして、その上で、どんどん先生にも質問して、正確な理解をしっかり積み重ねて、実力をアップしていきましょう。
<わからない部分>に自分で気付くこと、つまり疑問を持つことが学習の第一歩です。学力を上げていくには、<わからないこと><できないこと>をどんどん見つけて、まずは自分で調べ考えてみましょう。その上で、先生にもどんどん聞いて、自分の頭で、「そうか!そういうことか!」としっかり理解を積み重ねてください。
AIの時代にあっても、人間にしかできない学びがあります。
日々の勉強を通じて、自分自身の思考力や問題解決能力を高めていきましょう。
AIと競争するのではなく、AIを使える人間らしい学びを目指していきましょう。
では、AIの時代にも活躍できるようになることも意識して、日々の勉強をがんばっていきましょう!