ソウル歴史探究ツアーを終えて:21世紀の学びへ
🕊 「過去を学び、未来を創る」夏の旅
2025年夏、LEADでは「戦後80年スペシャル企画」として、4泊5日の韓国・ソウル歴史探究ツアーを実施しました。
参加者は、LEAD代表の岩崎、中高生の塾生、卒業生、保護者さん、韓国在住の友人ご夫妻という多様なメンバーでした。
目的は、単なる海外旅行ではなく、
日本と韓国の近現代史を現地で学び、
「記憶」と「対話」から未来の平和を考えること。
訪問先は、西大門刑務所歴史館、タプコル公園、安重根義士記念館、
ソウル歴史博物館、景福宮、堤岩里事件跡など、
日本の植民地支配の記憶が今も息づく場所でした。
また、現地では漢江クルーズや明洞の散策、Nタワーからのソウル俯瞰体験、広蔵市場での韓国グルメ体験など、「韓国の今」も体感する時間を持ちました。

📚 歴史の学びと統合する「フィールドワーク」
日本の市民と韓国の市民がどのように歴史を受け継ぎ、
新たな関係を築くべきか――その答えを、
参加者は、事前の歴史学習と実際に現地での「体験」と「対話」から考えました。、
💡 「協働」と「統合」で深まる21世紀型の学び
今回の探究ツアーを通じて、私たちが大事にしたのは、
21世紀型教育の二つの柱 — “Collaborate(協働)”と “Integrate(統合)” です。
- Collaborate(協働)
年齢・学校も学年も違う人、また現地の人々と交流し、互いの歴史観や価値観を語り合う中で、
学びは教室を超えて広がりました。
安重根義士記念館や堤岩里では、偶然出会った韓国の方が笑顔で歓迎してくれ、
「対話をすること」そのものが交流の始まりであると実感しました。 - Integrate(統合)
事前学習で学んだ日本・韓国・世界の近代史を、
現地の風景と人々の声の中で結びつけ、
「知識」から「理解」へ、「理解」から「共感」へと進化させました。
さらには、帰国後も「まとめの発表会」を、保護者様にもご参加いただき実施し、各 自の気づきをシェアいたしました。
これは、まさにLEADが大切にする“教養と実践の統合”の実例です。

👩🎓 参加者の声
🕊 安重根義士記念館で感じたこと(M.Hさん)
「謝罪や責め合いで終わるのではなく、
勇気をもって現地に行き、歴史を学び、伝えることが大切だと思いました。
人の優しさに触れ、平和は決して当たり前ではないと実感しました。」
🇰🇷 西大門刑務所での体験(M.Dさん)
「実際に監獄の中に入り、当時の時代背景を肌で感じました。
韓国の民主主義は、国民が長い時間をかけて勝ち取ったものであり、
その重みを再認識しました。」
🌈 そして、一人ひとりの学び(M.Oさん)
「戦争に対する考え方が劇的に変わったわけではないけれど、
想像できるようになった。命や尊厳に向き合っていきたい。」

🌱 未来への継承
ワイツゼッカー元にドイツ大統領の言葉、
「過去に目を閉ざすものは現在にも盲目となる」
(1985年の演説)


この言葉を胸に、参加した人は、それぞれに
“過去を学ぶ”ことを“未来を考る”ことにつなげたと思います。
LEADはこれからも、
歴史と現代、教室と世界、知識と行動を統合(Integrate)し、
他者と共に学び合う協働(Collaborate)の教育を進めていきます。

✈️ 次の一歩へ
来春もEnderun Collegeへの留学・異文化体験も予定されていますが、
ソウルでの学びも一つの礎に、「アジアの隣人」として、
共に未来を創る教育をさらに発展させていきたいと思います。
📸 写真ギャラリー





🏫 これからも探究学習にご参加ください
今年は、戦後80年ということで、「韓国歴史探究ツアー」と「帰国孤児・篠原さんの引き揚げ体験を伺う会」というスペシャル企画を実施しました。
LEADは、大学受験のための塾ではありますが、これからも、こうした取り組みも継続していきたいと考えています。
歴史をかがみとして学び、より良き未来を共に目指していきましょう。
継続的な取り組みとしては、教養ゼミを実施しています。
「知ること」から「考え、行動すること」へ。
世界・歴史・社会・思想を学びながら、
若い世代が自らの頭で世界と向き合う力を育てるLEAD独自の探究型学習プログラムです。
今年は、フランスの人類学者エマニュエル・トッドの「西洋の敗北」を読んでいます。
近代をリードしてきた西洋諸国、とりわけ米英仏が、国民生活を守れなくなってきている国家の危機を分析しています。大きな関税を課すなどアメリカファーストを実行しているトランプ大統領の動き、ウクライナ戦争への欧米の関与など、戦後の世界が大きく変わろうとしている根底にあるものは何なのか。
また、西欧をモデルとしてきた日本もまた、同じように国民国家として、欧米と同様に危機にあることを論じています。
トッドの論をじっくり読み込みながら、世界と日本の現状と今後のあり方を考えていきます。
これからビジネスや学問で活躍したい人は、ぜひ、視野を広げるためにご参加ください。

