衆議院議員=馬淵澄夫さんと日本の政治・経済を考えるゼミ

10/29教養ゼミスペシャル編

21年の選挙ゼミ:正面が馬淵さん

10月のゼミは馬淵ゼミ:幸せに生きるために、政治・経済を自分の生活に関わる問題として考えていきませんか?

今回は、スペシャル講師として、奈良の衆議院議員・馬淵澄夫さんにご登壇いただきます。

馬淵さんは、奈良市出身、奈良1区選出、2003年以来6期当選、国土交通大臣・総理大臣補佐官・衆議院災害対策特別委員長などを歴任。

臨時国会の真っ最中ですが、奈良に帰って来られるタイミングで時間をとっていただきました。

日本では、一人ひとりが、政治に関わるにはどうしたらいいのか、あまり教えられていないのが現状で、選挙の投票率も低くなっています。

国会議員や地方議員と話す機会もあまりなく、自分の声が政治に反映されるなど考えないことが多いかもしれません。

そんな中で、かなりの人が、選挙でも「自分の1票など大勢に影響がない」と思ってしまうようです。

しかし、そのように、多くの人が政治に無関心でいいのでしょうか?
やはり、この状況は変えていかないと、この社会や国は良くなっていかないのではないかと思います。

一人ひとりが、コミュニティや社会の中の当事者、あるいは主人公として、自分の頭で考え、みんなで話し合い、みんなが暮らしやすい社会や国にしていくためにはどうしたらいいのか、そんなことを安心して話し合える場を、作っていきたいと思います。

馬淵さんには、国政の現場で今問題になっていることを報告していただき、参加者からの疑問や意見を出し合っていくディスカションをしていきます。

物価高、円安、ウクライナの戦争ー核戦争の危機、エネルギー問題、環境問題など様々な問題に、私たちは直面しています。

この中で、私たちはどう経済的に生活を守り発展させていくのか。安心して安全に暮らせるようにするにはどうしたらいいのか。どんな教育・学びをしていくことが必要なのか。

ドイツなどヨーロッパの学校では、政治教育が盛んなところでは、学校に各種の議員や政党代表がきて、生徒たちとディスカションしたり、模擬投票をしたりということが結構行われています。

日本でも、そんな学びの場があってもいいと思います。

ひょっとしたら、参加した私たちの疑問や意見を国会で反映してもらえるかもしれません。

おもしろいと思いませんか。

確認しておきますが、ゼミは、あくまで政治的に中立な学びの場で、馬淵さんや立憲民主党を支持してくださいということが趣旨ではありません。

あくまで、身近な議員さんに国政の現実をリアルに語ってもらい、共にディスカションしていこうという趣旨です。

スタンフォードオンライン高校の星先生が紹介されていますが、今、アメリカでは、ソーシャル・エモーショナル・ラーニングという教育が進んでいて、「子どもの社会性や感情の発達をサポートすると、心の健康だけでなく、学業成績も大幅にアップすることがわかってきた」と言われています。

テスト勉強を中心とする20世紀型の勉強ではなく、成績を上げるためにも、社会の当事者として、主体的に学び、考える取り組みが必要だと思います。

また、現実的な入試対策という観点でも、入試で、公民、歴史などを選択する人、あるいは、総合型選抜(AO入試)を受ける人には、深い学びになります。

では、塾生、卒業生の皆さんのご参加を楽しみにお待ちしています。

開催日程

・10月29日(土)

・19時〜21時

なお、ゼミ開催の都合で、当日の授業は、19時までとなります。


補足1:今、どのような教育・学びが求められているか?

今、LEADでは、多くの中高生が、受験勉強をがんばっていますが、ちょっと机を離れて、今の時代と教育の状況をふりかえって、なぜ、このようなゼミが必要なのかを考えてみましょう。

大学入試も、文科省の21世紀型の教育に転換しようという方向性の中で、共通テストが始まり、だいぶ様変わりし、思考力や学ぶ意思が重視されるようになってきました。

しかし、日本の入試・教育は、まだまだ20世紀の教育、すなわち「答えがある問題」を覚えていくことが中心になっています。

現にこの入試制度がある以上は、この入試を突破していく力を皆さんにはつけてもらいたいと思っています。

しかしながら、その20世紀型の勉強だけでは、これからの時代についていけなくなる可能性が大きいと思います。

日本経済が、この30年、賃金、株価がほぼ横ばいで、賃金水準も韓国に抜かれ、世界のトップ企業のランキングでも30年前はベスト50に多数の日本企業が入っていたにも関わらず、今やトヨタ1社のみという状況になっています。

GAFAM(グーグル、アップル、ファエイスブック、アマゾン、マイクロソフト)などのIT企業が世界を牽引している中で、日本ではそのような世界経済を牽引するイノベーションがあまり起きていません。

そして、その根底には、日本の教育が20世紀型にとどまっていて21世紀に必要な「答えがなく、自ら考え、構想する力」「ゼロから1を生み出す力」を育めていないということがあります。

しかし、その状況を突破すべく、日本の中でも、今までの「いい大学、いい会社」という常識を打ち破って、その改革の必要性に気づいた人から、新たな学びや教育、ビジネスの道に踏み出すことが始まっています。

例えば、高校でいえば、今まで難関と言われる高校に行っていたような人たちも、オンラインのN高校に多数通い、新たな学びを始めています。また、偏差値教育の砦であるような東大生が、霞ヶ関の官庁にではなく、ベンチャー企業に就職したり、自分でスタートアップしたりということがこの10年増えてきたりしています。

だからこそ、LEADの生徒の皆さんには、このような世界と日本の現実の中で、これから、自分の頭でしっかり考えて、自分で課題を発見し、解決していくような力もつけてもらいたいと考えています。


補足2:今、社会の中でどう生きていくかを考える教養ゼミ

 〜これまでの取り組み:関心ある方はお目通しください〜

LEADでは、15年ほど、教養ゼミを適宜開催し、高校生・大学生・社会人が集まって、日頃の受験勉強のみならず、広く人間・社会について視野を広げる取り組みを続けてきました。

*読書会の例としては

 ・ハラリの『21レッスンズ』

 ・サンデル『これから「正義」の話をしよう』

 ・フロム『自由からの逃走』

*18才の選挙権の時代になってからは、国政選挙の際に選挙ゼミとして

 ・選挙・国会の仕組み

 ・主権者としての選挙権の意義

2021年選挙ゼミ

などに取り組んできました。

ゼミでは、現役の高校生だけでなく、卒業生の大学生・社会人も参加し、ドイツやカナダなどの海外に在住して人たちにもズームで参加してもらい、幅広い世代、そしてグローバルな交流ができました。

教養ゼミは、そんな力をつけていく場として取り組んでいます。

その時々のテーマによりますが、基本はゼミ形式で、プレゼンテーションする人の発表、そして、その内容について参加者みんなでディスカションをしています。

何かの答え・結論を出すものではありません。まさに「答えのない問題」を考えていきます。

ディスカションの中で、他の人の意見や疑問を聞き、自分の疑問や考えをまとめて語る中で、意見の違い・立場の違いを尊重し合いながら、自分の考えを深めていけることを大事にしています。

ぜひ、視野を広げ、視座を高めるためにご活用いただければと思います。

2020〜21年のハラリゼミのご案内資料

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