英語の好き嫌いは中学で決まる!?
英語・留学担当 岩崎 裕子
なぜ日本人はこんなに英語が苦手なのか。いや、正確には苦手意識を持っているのでしょうか。
だいたい中1の2学期頃には英語のスキキライが決まってきます。今は12月。4月にワクワクして学び始めた英語が、すでにつまらない勉強にしか見えなくなっている人も多いはず。
だって英語に苦手意識を持つ大人がこれだけいるのですから。こうやって英語苦手意識は再生産されています。
なぜ、こんなに早くから英語に苦手意識を持ってしまうのか。原因はいろいろあるでしょうが、日本人学習者にとっての最初の最大の壁は日本語との語順の違いだと思っています。
語順を変えるということは、思考法を変えるに等しいのです。
「さあ、結論を先に言って」と。
中学の最初の段階でもっとも重要なことは、主語の次にすぐ述語動詞が来て、その後いろいろな説明が来ること。英語はまずこのことにつきます。
そして、日本語と違って「てにをは」などの助詞がないので、「私は」と「私の」などよく使う代名詞の形を変えるしかないこと。
それが、三単元にsをつけるなど、小さなことが大きな位置を占めすぎてしまいました。
語順です。中学のなるべく早い段階で語順の違いに慣れましょう。