睡眠時間を確保しよう

岩崎 裕子
大人も子どもも最近は忙しい。夏休みも部活だ、補習だとゆっくりじっくり何かに取り組む余裕はなかなかないようです。
OECDの調査などでは日本は韓国とともに睡眠時間が短いことになっていますが、私たちが高校生にきく印象とはまた異なります。
もっと高校生の睡眠時間は少ない!
最近特にそう感じます。睡眠時間をきくとたいてい6時間台。7時間寝ている人も時々いますが、8時間になると、8時間?!と聞き返してしまいます。
当然、授業中眠くなるそうです(実際寝ているのかもしれません…)。
英単語など覚えてもすぐ忘れてしまい定着しない人(当然英語の成績はふるわない)は、睡眠時間は5時間半ということがよくあります(!)
彼らはスマホなどを触っている間に寝るのが遅くなるそうです(本を読んでいて、という人はいません)。
科学的にも、寝ている間に人は記憶を整理して定着させるということがわかっています。
短期記憶から長期記憶へ、の鍵を握るのが睡眠です。
体力や睡眠の質にもよるでしょうが、毎日6時間を切るようなら、鮮明な頭脳でいることは難しいでしょう。
部活や宿題、予習・復習に追われ、どうしても遅くなる場合、優先順位をつけるしかありません。
絶対にやらないといけないようになっていることだけやる、など。
そして最も長い学校での授業時間を有効に活用する生活サイクルを作ることが心身の負担を減らしてくれます。