戦争体験者から直接伺える最後の機会 ― 篠原禮子(れいこ)さんに朝鮮からの引き揚げ体験を聞く

戦後80周年企画:特別講演のお知らせ

左:卒業生の篠原直生君、中央:篠原禮子さん(篠原君のお祖母さま)、右:LEAD代表

失われた命と生き残った者の思い

篠原禮子さんは、9歳のとき、朝鮮と満州の境にある「会寧」(かいねい、フェリョン)で終戦を迎えました。
引揚げの汽車の中で圧死した弟、チフスで命を落とした母、帰国目前で病に倒れた父…。
6人いた家族は3人になり、子どもたちだけで帰国の途についた時には、身も心もボロボロでした。

子どもの目で次々と奪われていく命を見つめながらも、「亡くなった家族の思いに応えるために生きる」と決意し、戦後の厳しい時代を生き抜いてこられました。その体験は、今を生きる私たちにとってかけがえのないメッセージです。

篠原禮子さんについて

大学卒業後は、東大阪市で長年にわたり小学校の教員として子どもたちの教育に尽力されました。
学校や地域においては、自らの戦争体験を通して平和学習に取り組み、次世代に命の尊さと平和の大切さを伝え続けてこられました。

篠原さんご本人は「今回が最後の講演になる」とおっしゃっています。
今回は、本当に貴重な機会です。

塾生の皆さんへ ― 学びを広げる機会として

大学受験に向けた学びは知識の積み重ねだけでなく、「社会にどう関わり、自分はどう生きるか」を考えることでもあります。最近の志望理由を問われる入試では、ここが重要なポイントになっています。
戦争体験を直接聞ける機会は、皆さんの世代が最後です。ぜひこの機会を、自分の価値観や生き方を見つめ直す時間としてほしいと思います。

保護者・大人の皆さんへ ― 平和を次世代につなぐために

今回の会は、塾生だけでなく保護者の方など大人の方々にもご参加いただける学びの場です。
戦争体験者の声が社会から消えつつある今だからこそ、次世代とともに平和の意味を考えることに大きな価値があります。
「戦争を知らない世代」が「戦争を語れる世代」となるために、共に学び、受け継ぎましょう。

ご縁について

篠原禮子さんは、当塾の卒業生である篠原直生君のおばあさまです。
身近なつながりを通して、歴史を“遠いもの”ではなく“自分のこと”として受け止められる、かけがえのない学びの機会となると思います。

開催概要

  • 日時:11月1日(金)15:00〜16:50 (当日、この時間帯の授業はありません)
  • 会場:LEAD教室
  • 講師:篠原禮子さん(『わたしはみたの―戦争と少女』著者)
  • 対象:塾生・卒業生・保護者・ゼミ関係の皆さま、また以上の方からご紹介のある方(ご家族、お知り合いなど)
  • 参加費:無料

*参加ご希望の方は、スクパス・ラインなどで連絡をお願いします。

👉 戦後80年。体験者の声を受け継ぐ最後のチャンスです。
皆さんのご参加を心よりお待ちしています。

1945年敗戦時、植民地であった朝鮮・台湾・満州・南洋諸島、日本軍が占領した中国各地・アジア各地には、日本兵・民間の日本人が、合わせて600万人以上存在しました。
戦争の犠牲は、8月15日以降のこうした人たちの復員(兵士が帰国すること)・引き揚げ(民間人が帰国すること)の過程でも、大変なものがありました。
シベリア抑留や満州からの引き揚げ・中国残留孤児の問題は、かなり知られていますが、朝鮮やフィリピンなどアジア各地からの引き揚げ・残留日本人の事実はあまり知られていないのではないでしょうか。

大日本帝国による植民地支配や戦争は、アジア各地の人々に多大な犠牲・苦痛をもたらしただけでなく、それに関わった日本人にも悲劇をもたらしました。

これから、こうした犠牲と悲劇を繰り返さず、平和国家としての日本国、そしてアジア諸国との友好関係や平和な世界を作っていくためには、どうしたらいいのかを、しっかり考え続けていきたいと思います。

中高生にとっても、大人な皆さんにも、そうしたことを考える貴重な機会として、今回は、朝鮮からの引き揚げについて、篠原さんの体験談をしっかり聞かせていただきたいと思います。

「わたしはみたの」より引用

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