数学科主任:岸谷
先日のある生徒とのやりとりから
生徒「○○大学に進学したいんです。」
岸谷「そうなんや、どうして?」
生徒「○○大学に進学した、ということをみんなに言いたいからです。」
私は愕然としました。
大学で何かを学びたい、やりたいではなく、ただただ有名な○○大学に進学することを目的としていたのです。
聞けばその生徒が通う高校では、多くの生徒が同じような価値観で進学先を考えているとのこと。
自分ではなく、他人の価値観によって進学先を決めてしまう。
とても恐ろしいことだなと感じました。
(幸い、この生徒は○○大学でやりたいことが後で見つかりました。)
これを読んだ中高校生は今からすぐにでも、自分の将来について真剣に考えてみて下さい。
世間の評価ではなく、自分で考えて決めることが大切です。
これを読んだ中高生の保護者の方は、将来について、お子様の話をじっくりと聞いてあげて下さい。
ご自身の経験や考えを押しつけるのではなく、一緒に考えてあげることが大切です。
さまざまな変革が押し寄せ、多様な価値観が生まれている令和の時代において、いい大学をでて、いい企業に勤めて、、、という人生モデルがうまくいくとは限りません。
(大卒の3年以内離職率は30%を超えています。)
参考:https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/000556419.pdf
より詳しい資料 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137940.html
中高生は自分の(保護者の方はお子様の)将来について、今一度、じっくりと見直してみてはいかがでしょうか。