リードは何を目指すのか?
合格と成長!
一人一人が生きる力を伸ばし輝く!
3月12日の奈良県の公立高校入試で、今春の入試日程が、終了しました。
疾走してきた過程も一段落しましたので、この1年を振り返りつつ、これから私たちは何を目指して、いかに日々の仕事をしていくのかをじっくり考えていくことにしました。
リードは、今年で25年目を迎え、4半世紀の歴史を積み重ねてきましたが、今までは、とにかく教育のプロとして、生徒の皆さんの合格や成績アップに全力をあげてきました。
その上で、今の時代状況の中で、どんな教育・指導が必要なのかを考えるべきターニングポイントに来ているのではないかと感じています。それは、入試制度が大きく変わることに表れているように、日本の教育がグローバルな世界の中で大きな転換点にあることの中で、私たち自身が問われている課題です。
そのようなことをしばらくこのブログで綴りながら考えてみたいと思います。
今回は、リードの大きな方向性を考えてみたいと思います。
まず、リードが、目指すものは、タイトルにも書きましたが、「一人ひとりが生きる力を伸ばし輝く」ことができるような学びの場としていくことです。
大学受験のために生徒の皆さんに来てもらうのですから、合格できる力をつけていくのは当然です。
そうは言っても、その受験勉強にも進め方にも色々あります。とにかく知識を詰め込んで点数を上げる場合もあるでしょう。また、大学や社会につながるような、論理的な思考力や学ぶ力を意識的に伸ばしながら、受験でも合格点を取れるようにしていく道もあるでしょう。
試行錯誤を繰り返しながら、私たちは、どういう方向を目指して、合格への実力をつけていくことが望ましいか追及し続けてきました。
今日的には、生徒の皆さんはもちろんリードに集う全ての人(保護者、スタッフ、仕事を支えていただいているご縁のある方々)にとって、それぞれが持っている生きる力を伸ばし、命を輝かせることになるように、受験勉強の過程を活用していくことではないかと考えています。
生徒の皆さんにとっては、まずは学力を伸ばし、志望校合格を実現し、自分に自信を持って次の段階=大学に進んでもらいます。そして、同時に、その受験のプロセスを、人間として成長していくプロセスとしてもとらえていただきたいと考えています。
受験の過程は、様々な困難にぶつかります。思うように成績が伸びなかったり、先が見えないこともよくあります。試練です。その試練をこそ、自分の問われている課題をしっかり見つめて、歯を食いしばって主体的に乗り越えてこそ、成長につながると思います。
生きる力については、これから様々な角度から考えていきますが、今回は3つの方向性を考えてみます。
一つは、テロス(目的)という観点からの力です。「自分の生きるテロス(目的)」、「自分が自分の人生から問われていることは何か」をしっかり考え続け、自分が生き生きと生きていける、ワクワクしながら日々を過ごす生き方を常に探求していく力をつけていくこと。
二つには、受験的学力も含め、社会で生きていくために必要な力をつけていくこと。社会の中で自分が貢献できる力をつけ、以って稼ぐ力をつけていくこと。
三つには、社会の中で、他者とつながる力。人間は、一人では生きていけません。他者と協力し、他者と分業して、文化・文明を発展させてきました。
生徒の皆さんには、受験勉強は、そのような生きる力を伸ばしていく過程としても取り組んでいただこうと考えています。合格と成長を一体で追及していきたいと思います。
そして、この過程は、スタッフはもちろん全てのとりわけ保護者の方々のご協力で実現していくことができると考えています。保護者の方には、ご子息の受験を一つのプロジェクトとして考えていただき、そのプロジェクトをリードのスタッフと一緒に成功させるチームのメンバーとして意識していただけたらきっと成功裏にプロジェクトを進めることができると考えています。
リードとご家庭が、一つのチームとして、コミュケーションをしっかりとり、合格実現という受験プロジェクトを一緒に推進していただければ、このプロジェクトの成功率はとても高いものになっていきます。
共にがんばりましょう!