2019年 年頭のご挨拶

2019年のご挨拶

「25年目のリードはさらにバージョンアップを図ります」

リード個別指導・岩崎 美好・裕子

新年、明けましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願い申し上げます。

本年2019年は、おかげさまで、リードが25年目を迎えます。
何と気が付いてみれば、四半世紀も続いてきたわけです。

長男が生まれた年にスタートしましたので、リードは子育てと同時並行で運営をしてきました。
世の親御さんたちが多分そうであるように、子育ては何が正解というものはなく、目の前の子どもと格闘しながら日々最適解を探りながら試行錯誤するしかないものだと思います。
そんな試行錯誤をしながら、私たちは、地域のお子さんたちをお預かりして、どうしたら成績が上がるのか、どうしたらその子の成長のプラスになるだろうかと、これまた日々試行錯誤を繰り返してきました。

そして、気が付いてみれば、その長男も今年は社会人。送り出した卒業生は、数百人。
わが子をはじめ多くの人の人生に関われる幸せな仕事をさせていただきました。

リードは、2013年の法人化を経て、社員・スタッフにも恵まれて、地域に「大学受験のプロの個別指導」として定着し、多くの卒業生をそれぞれの目指す大学に送り出してきました。
成績を上げるという点では、結果にコミットするということを意識的に全スタッフで追求してきましたので、2018年、全般には相当な成績アップ率を実現できました。

また、この10年英語留学部門を着々と築き、フォリピンのエンデラン大学と提携し、日本における正規代理店として毎年現地に引率し、いきた英語を学ぶ機会を提供し、みなさんと一緒に異文化の中で生きることの大切さと面白さを学ばせてもらっています。特に、塾部門との関係で見て行った場合には、留学が大学受験にかなり有効であることがわかってきました。常識にとらわれず、「大学受験にこそ留学!」と言えるのではないかということを確信した1年です。

さらには、この1年、国内でもグローバルな世界の中で生きる力を伸ばすという観点から、教養ゼミや地域での文化活動にも力を入れてきました。
とりわけ、2018年末の生駒市主催の市民音楽祭企画「ユネスコ人類無形文化遺産・韓国伝統文化公演・歴史の風」には実行委員会の一員として参加し、生駒の市民団体の方々と協力して、日韓の文化交流を進めてきました。
この企画には、リードの塾生・卒業生、先生方に協力していただきました。
高校生・大学生が、韓国からの一流の舞踊団の方々と英語や韓国語で交流する貴重な経験を持つことができました。
さて、そんな25年目を迎えるにあたって、リードのさらなるバージョンアップを図るべく、今私たちが考えている今後の方向性を皆様にお伝えしたいと存じます。

 

<1>リードのビジョン:「一人一人を輝かせる!!」
一人一人を生かす教育。
このために私たちの仕事の全てがあると言っても過言ではありません。それは生徒のみなさんだけにとどまらず、働く側にとってもそうあるべきなのです。

 

<2>リードのミッション

1)「見えていない力を見える力へ!」

それぞれの個人が持っているポテンシャルな力はなかなか見えていないことが多いですが、それを
引き出すことが教育のテロス(目的)だと考えます。
受験的学力は、もちろん個々人の個性を輝かせ、成長を促せるような指導力のアップを引き続き図ります。

2)「自立と他者の尊重」
学力アップには、主体的な学習への意欲が不可欠です。やらされている勉強では成績は一定以上伸びません。
中学受験くらいまでなら強いられた勉強でも通用するかもしれませんが、今世界で求められている学力はそんなものは全く通用しません。文科省でも、主体的な学力(課題発見能力などといろいろ言われています)の必要性を訴えているくらいに、一人一人が自分の頭で考える力が必要となってきています。

そのためには、個人としての自立という近代人としては世界共通の価値観を本当に身につけていきたいと思います。
日本の文化は、良くも悪しくも「周りに合わせる」・「空気を読む」ことが大事にされて、自分で考えて判断するよりは、「長いものに巻かれる」的な発想がまだまだありそうです。
それでもいいという方もいらっしゃるかとは思いますが、せっかく生まれてきたのですから、一人一人の命が輝けるように、周りに合わせてばかりではなく、自分の個性を発揮できるように、自分の持ち味を自由に発揮できるような力を身につけていただきたいと思います。

それは、同時に、他者と対立することではありません。自分の自由を主張することは、当然それができるように他者の自由をも認めあうことが前提条件になります。これは、教育哲学者の苫野一徳先生がおっしゃっている「自由と自由の相互承認」という考え方ですが、こうした近代的価値観を今こそ私たちがしっかり自覚したいと思います。

これは、グローバルな時代に生きている今の私たちが身につけたい多文化共生の世界を作る力の原点だと思います。
世界には、様々な言葉や文化を持った人たちが生きています。その人たちと、私たちは実は様々な関係を持って日々生きています。私たちの日々の衣食住をちょっと気をつけて見るだけでも世界との関係なしに私たちの日常が成り立たないことは分かると思います。
対立と分断ではなく、いかに世界の人々と共生していくのか、これを考えていけるような次世代を育てたいと思います。

3)「利他の心 / 社会貢献」
利他の心は、生駒にゆかりのある行基さんの思想ですが、リードのミッションとしても、ここをしっかり押さえていきたいと考えています。
他は、自に対する概念ですが、自はもちろん責任を持って自立する自分です。そして、リードにおける他とは、生徒・保護者の皆様、地域の皆様などなど、ご縁のある方々すべてです。

自分たちの利だけではなく、そうした方々の利=プラスになるように常に発想して、リードの事業を通じて社会貢献していきたいと考えています。

4)「働きがいのある組織」
リードの仕事を支えてくれているのは、スタッフの皆さんであり、先生方です。授業はもちろん、様々な業務をスタッフみんなで成り立たせてくれています。
みんなが働きがいがあり、自分の成長を感じられるような組織にしていきます。
<3>リードの提供するバリュー

何よりも、<生徒ー保護者ーリード>の三者が、生徒さん本人の成長をメインテーマに共創する場をご提供したいと思います。
私たちリードは、もちろんプロとして責任を持って、そのテーマに当たりますが、ご本人、そして保護者の方もご自身が責任ある主体として一緒にやっていこうという方に来ていただいてこそ、リードは有効に使っていただけると思います。

1)プロの指導

4半世紀の実績の上に、日々指導力アップには研鑽しています。

個別指導にプラスして、基礎学力をつけるための日本語力養成講座・計算力講座・英単語講座・英会話など、学習メニューも増やして、総合的に学力アップを図っています。
また、現代社会で主体的に生きるために、様々な世界の問題を考える教養ゼミを継続的に取り組んでいます。
さらには、視野を広げるために、いこま国際交流協会などと連携しながら地域における様々な文化活動にも取り組んでいきたいと思います。

2)大学受験のための英語留学/大学生・社会人のための英語留学

一般に留学は、英語をマスターしたり、異文化体験をするために、これまでも行われてきました。
その上で、私たちは目に見えて受験に生かせるという点にフォーカスして取り組んでいます。
実際成績も上がることで、自信がつく、見方が変わる、学習意欲が出てくるという点を重視しています。
フィリピンのエンデラン大学の良さを有効に活用しながら、特に高校生、大学生のための英語教育に力点を置いています。引率するだけではなく、現地での課外授業によるサポートと、日本の学校教育と生きた英語の橋渡しです。
英語に自信を持てることはもちろん、異文化コミュニーケーションを主体的にやってきた人は、自分に自信を持てる

ようになり、人間としての成長したなと周りが実感するようなケースでは、大学進学にうまく結びついています。
この留学での成長は、2020年の共通テストに有効につながると考えています。

 

3)教育について、ご一緒に問題解決に当たります。
今年度は、センター試験最終の年、来年度からは共通テストが始まります。また、ここ数年、政府の施策で私立大学の入試が難化してきました。
こうした教育環境の変化の中で、教育や子育てについて、お悩みの保護者の方もいらしゃると思います。
そこで、今年度は、こうした保護者の方々に情報を提供したり、ご一緒に考えたり、あるいは保護者同士で交流したりする場を持っていきたいと考えています。

 
以上が、2019年の年頭に考えている今年度のリードのバージョンアップの方向性です。
皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。

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