8/24国会議員・馬淵さんと考える政治・経済ゼミ

大学受験パーソナルラボLEADでは、8月24日(土)に「衆議院議員・馬淵澄夫さんと考える政治・経済ゼミ」を開催いたします。

講師は、奈良県第1区(生駒市と奈良市)から選出され、国政の第一線で活躍中の馬淵澄夫さんです。

このゼミは、通常なかなか直接聞くことができない国会や霞ヶ関の政治の様子を、現役の国会議員の声を通して聞ける貴重な機会となります。

今秋には、衆議院の解散ー総選挙も予想される中で、18才で選挙権を持つことになる高3生、これから選挙権を持つことになる中高生、そして、大学生や社会人の皆さんに、自分の頭で選挙や政治、そして社会の一員として自分のあり方について考えてもらう教育の場として、行っていきます。

馬淵さんに投票を呼びかける場では、ありません。あくまで、社会参加を考える学びのゼミですので、多くの方に安心してご参加いただきたいと思います。

↑ クリックすると、馬淵さんのHPに移れます。

ゼミのポイント

  • 現役政治家の生の声: 教科書では学べないリアルな政治の世界を体感。
  • 対話型セッション: 政治についての質問や意見交換を通じて、より深く理解。
  • 親子で学ぶ機会: 家族で参加し、一緒に政治について学び、話し合うきっかけを提供。
  • 進路選択への視野拡大: 政治や経済、日本や世界の現状と課題への理解が深まります。

政治への無関心は日本を危険な社会にする


S N Sの発達で、政治の世界でも隠し通すことが難しくなってきて、透明性が出てきたとも言えます。
裏金問題(政治家の脱税問題)や宗教と政治、特定の団体との癒着など、国の政治は様々な矛盾を常に含んでおり、大抵はお金と結びついているものです。


国民の税金がどこに使われているのか、うまく覆い隠し続けようとする力を持つ人たちがいます。
その構造をおかしいという感覚を持つこと、維持していくことは、「本当にそうだろうか」と根本的に『考える力』をつけることになります。

☆自分のことをふりかえってみてください。「自分は、政治とは関係ない」と考えていませんか?

そうだとしても、その状態が続くとどういうことになるのかのか、考えてもらう必要がありそうです。

私たちの暮らしを振り返ってみましょう。
物価高の中で、実質賃金は減少し、税・保険などの国民負担は、収入の半分に近くなってきていると言われています。また、ウクライナやガザで悲惨な戦争が続いていますが、そこでは、日本国民の税金でアメリカに支払われたお金が、ウクライナやガザで使われているアメリカ製の武器になっています。そんな中で防衛予算が相当増額される一方で、教育予算が抑えられ、国立大学の学費も上げられようとしたりしています。(これから大学に行く中高生も、こうした政治の動きと無縁ではあり得ません。)

☆国民負担の推移

財務省:国民負担率の推移:(↑クリックすると財務省のHPに移れます)

グラフが示しているのは、かつては税金や社会保険料の徴収は収入の25%だったが、現在は収入の約半分が国に取られているということです。

「取られている」と感じざるを得ないほど、税負担は(社会保険などの名前を変えたりしながら)重く、現在もそして将来はますます重くのしかかってきています。


これから社会に出ていく10代の中高生にとっては、「働いても働いても豊かになれない」実感がさらに強まるのではないでしょうか。

週5日働いて、月曜から水曜の午前中までは国のために、そして水曜の午後から金曜までが自分が生きるために得られる収入です。


20代で老後の心配をする人が増えているなんて、かつては考えもしなかったことでした。
明日は今日より良くなる=より良い生活を送れる、と信じていた頃と違い、社会への信頼が失われつつあります。それは他人への信頼も失わせ、人々の結びつきを弱め、国民の幸福度をますます下げていくことになるでしょう。


あるN P O法人で10代〜20代の若者131人にアンケートをとった結果です。

努力しても報われないという無力感を感じている。
この無力感が若者が政治に関心を持たない最大の原因だと思います。

また、多くの外国人が訪れる日本、「素晴らしい国」住んでいるはずの私たちの幸福度は世界51位です。(2024「世界幸福度報告」SDSNより)
日本より幸せだという国が50カ国あることになります。

何もかも政治のせいにしてはいけませんが、世界を見渡した時、豊かだった国が貧しい国に転落したその重要な時に、政治の腐敗と汚職、政権を取るべきでなかった人が政権についたことが決定的な原因にもなっています。

18才になった高3生も投票する権利があります。まずは自分の将来に目を向け、社会のことを考え、準備する良い機会です。

私たちは、主権者として、自分たちの将来を、自分たちの国や社会をより良いものにしていくために、自分の頭でしっかり考えていく必要があるのではないでしょうか。

昨年の馬淵ゼミの風景

勉強・仕事をがんばりながら、<自分だけ>でなく、<公共>=他者・社会のことも考えられる大人になりませんか?

私たち一人ひとりが、どんな暮らしがしたいのか、どんな社会・政治を実現したいのかをしっかり考え、声を国政に反映させるような努力をしていきませんか。

日本国憲法第十二条には、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」と書かれています。

より良き社会を作っていくのは、私たち一人ひとりが、この十二条の精神を体現できるかどうかにかかっています。

もしかして、「政治や選挙より、目の前の仕事やテスト勉強の方が大事」という意識になっているかもしれませんね。

確かに、目の前の仕事やテスト勉強もしっかりやらなければなりませんが、それを理由に政治や選挙のことを考えないことは、本当に私たちの未来を良きものにすることにつながるでしょうか。

「今、差し当たりそんなに困っていないし、自分の生活や権利が脅かされていないから、国の政治のことなど考えたくない」という<今だけ、自分だけ>の意識になっていませんか?

そもそも、その意識は、生活が楽ではない人が多くなってきている日本社会の中で、自分がそんなに安全な状態でないのに気付かずに、シワジワとゆでられている”ゆでガエル”状態になっているだけかもしれません。

そもそも、民主主義は、みんなで人権を守るという社会契約という考え方が前提になっていますから、<今だけ、自分だけ>意識の人が増えると、みんなにとって良い社会が守れなくなってしまいます。

一部の人たちが、多数を顧みない政治をやっていても、修正できなくなってしまいます。
選挙権を18才にしながら、中高生に主権者として政治の主体となる教育をそんなにしていないために、<公共>を考えられずに、<今だけ、自分だけ>の人が増えて、投票率が低くなってしまっている日本の現状はかなり危ないと言えないでしょうか。

選挙権のある18才以上の方は、もう一度、このことをじっくり考えていただきたいと思います。

社会の一員として、<公共>における自分のあり方をしっかり自分の頭で考え、他者とのつながりを作り、互いの協力でより良き社会を築いていけるようになりたいものです。

<自分だけ>では、安全・安心な生活を営むことは、できません。生駒や奈良で、平穏な暮らしが今できていたとしても、地域のコミュニティ、そして行政(地方自治レベルから国政レベルまで)など、様々な<公共>の営みがあればこそです。

そんな公共における国政レベルの課題を考え、未来を選択するのが国政選挙であり、そこでは、有権者一人一人の選択が大事になっています。

10月解散ー総選挙も予想されています

裏金問題の中で、内閣に対する支持率が低下する中で、今年前半の衆議院の補欠選挙や地方選挙では、かなりの比率で与党側の敗北、野党側の勝利が続いていたりして、日本の国政は、ある意味転換点を迎えています。
まもなく、9月には自民党の総裁選=次の総理大臣の選出があり、その後、10月には、その新総理のもとでの衆議院の解散ー総選挙になるだろうと予測されています。


10月の総選挙が実施されれば、18才になった高3生も投票する権利があります。
歴史を学べば、この普通選挙権がいかに大事なものかわかりますが、貴重な1票をしっかり行使していただきたいと思います。

まずは、国政で、つまり、私たちの暮らしを規定する政治や経済で何が問題になっているかを、国政の最前線にいる馬淵さんからしっかり聞かせてもらい、疑問や意見を出し合う中で、それぞれが考えを形成する場になれるといいなと考えています。

また、馬淵さんは、「困っている人を助ける」という信念を持って、若者の率直な疑問や意見も聞いて、必要な声を国政に反映させたいという気持ちを持っていらっしゃいます。
ですので、ゼミは、参加する人にとっても、馬淵さんにとっても、貴重な交流の場になります。

LEADでは、18才選挙権が実施された時から、国政選挙の際には、「選挙ゼミ」を開催し、選挙権の意義や選挙の仕組みなどを毎回勉強してきましたが、2022年から、馬淵さんにお越しいただき、よりリアルに国政の現状と課題を語っていただく企画をしてきました。

もし、国政で実現してほしい要望(大学授業料の値上げはしないでほしい。給付型の奨学金を増やしてほしい。若い世代への住宅家賃補助を出してほしい。消費税は無くしてほしい。などなど)があれば、馬淵さんに直接伝えて、国会で政策にしてもらうこともできると思います。(それが、本来、主権者と「代議士」と言われる議員の関係です。)

昨年のゼミ風景


こんな方に参加していただきたい

  • *初めての選挙権を得て投票することになった18歳以上の方や、これから選挙権を持つ中高生。
  • *政治や経済に興味がある若者。卒業生も大歓迎。
  • *お子様と一緒に政治について考えたい保護者の方。



ゼミの概要

  • 日時: 8月24日(土)19時〜21時(この時間帯は他の授業はありません)
  • 場所: 大学受験パーソナルラボLEAD
  • 講師: 衆議院議員 馬淵澄夫さん
  • 内容: 政治・経済に関する報告と質疑応答

参加方法

スクパス、ラインからお申し込みください。会場準備の都合がありますので、お早めにご登録ください。

お問い合わせ:

ご不明な点がございましたら、教室までお気軽にお問い合わせください。

政治や経済が難しそうと感じている方も、馬淵さんのわかりやすいお話しで新しい発見があるはずです。
この機会にぜひご参加ください。
お申し込みを心よりお待ちしております。


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