最低限の日本語のルール

国語科:桝崎 徹

国語、特に現代文が苦手という生徒さんが多いです。LEADの国語科では「現代文が苦手」な生徒さん、「現代文は得意」な生徒さんに限らず、国語の授業を受講してもらう際、必ず確認することがあります。

それは、その生徒さんが、「日本語の言葉の規則に従って文章を読んでいるか」です。具体的には、主語・述語・修飾語・指示語・接続語などの最低限の日本語のルールの確認です。これを実施した際、その最低限のルールを無視している生徒さんの多さに驚かされます。「国語のテストの点数が低い/高い」にかかわらず。(点数が高かった生徒さんは“選択肢問題だったので・・・”というエクスキューズがあとから出てくることが多いです。)

要するに、論理的に読めていないのです。

では、“論理的に”とはどういうことでしょうか。様々な解釈があるとは思いますが、簡単にいうと“筋道立てて”と言うことで大きな間違いはないと思います。

私たちは言葉で筋道を立てて考え、説明するのですから、その言葉の使い方を訓練することで、論理力はかなり違ったものになります。その訓練の第一の取っ掛かりが、前述の「日本語の最低限のルールの確認」です。これらは文章を読む上での道路標識のようなもので、違反すれば事故につながります。テストであれば点数を引かれるだけで済みますが、論理とはテストだけではなく、実生活での他者とのコミュニケーションに大きく関わっているものですから、その際は“もっと大きな事故”につながってしまいます。(まずは書かれていることを論理的に“読む”ことからスタートするべきです。なぜなら活字化された文章は必ず論理的に書かれており、それを読むことで“話し方”“書き方”が身に付いてくるからです。)

LEADの国語科では、受験国語だけではなく、まずはこれらのことを“意識”してもらい、自然と言葉を規則に従って使いこなし、論理を“習熟”できるよう、働きかけています。

それが“合格と成長”につながると信じて。

また、それがこれからの世界の“他者理解”につながり・・・、あ、また長くなりすぎましたので、続きは次回にいたします・・・。

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